~考察~ ハラスメント ⑤連載打ち切り

連載打ち切り

 

山鼻氏に対する怒りが限界に達した私は、その件について抗議しました。私はこれまで山鼻氏からのありとあらゆる罵倒・侮辱・搾取により、モチベーションを限界まで削られながらも、気力だけで仕事をしてきました。

しかし、もはや過度のストレスで『良いミニ四駆ムックを作ろう』という気持ちは保てませんでした。仮に気持ちを持ち直しても、山鼻氏に会えば想像を絶する無礼な言動で、モチベーションを根こそぎ削られることが想像できました。

モチベーションが保てないならば、プロとして仕事を降りるのが妥当でしょう。それで「あなたに対する我慢の限度はすでに超えた。ミニ四駆ムックの仕事をおりたい」と山鼻氏にメールで告げたのです。

 

ラジマガ本誌の連載『まるわかり講座』は、多くの方が応援してくれてきたものです。「もう編集会議に出ない」と決めた時期、私はいっそ連載も終わりにしようかと考えましたが、「やめないでほしい」という声に励まされて続けていたような次第です。

ミニ四駆ムックに関われば、山鼻氏と多くの会話をせざるを得ません。会話をすればほぼ100%の確率で、不快にさせられるのが見えていました。それは『まるわかり講座』のモチベーションにもダイレクトに影響します。

ミニ四駆ムックの仕事をおりることは、『まるわかり講座』のクオリティをできるだけ落とさないようにするため、不可避の選択でした。

 

すると、知らないうちに『まるわかり講座』の連載が打ち切りになっていました。その件について山鼻氏に訊ねると、「お前がやめると言ったからやめたまでだ」というような返答でした。ミニ四駆ムック・ミーティング以降の会話はすべてメールですので、私がそんなことを言っていないという証拠は出すことができます。

そう反論すると、「あのページはマンネリで読者の反響もない。そんなページは終わらせるのが当然。11月初頭に決まっていたことだ」という話へ唐突に切り替わりました。

 

一番最近、アンケート結果について聞いたのは昨年7月、ミニ四駆ミーティングの日です。

「このところ、まるわかり講座の順位はずっと6位くらいだ。ばぎるんジャーのほうが人気があるからだ。まあ、7月発売号は(読者の注目度が高い)オンロードタイヤ編だから、6位よりはいいみたいだけれど」と山鼻氏に言われました。

7月・8月発売号の『まるわかり講座』はオンロードタイヤでした。それから1ヶ月ほど後、編集会議に出ていたスタッフから「タイヤ編は好評だった。やっぱりタイヤは注目率が高いね」と言われました。そして9月発売号の読者のページでは「オンロードタイヤの記事が良かった」という読者のハガキが紹介されました。

ここから、オンロードタイヤ編は、それほど反響が悪くなかったのだろうと想像できます。

 

それ以前の記事に関しても、山鼻氏自らが「最近はずっと6位くらい」と言っているわけですから、読者の反響が無いとまでは言えない状況でしょう。

すると9月・10月発売号の記事で、一気に反響がなくなり、11月初頭に打ち切りが決まったことになります。それまで1年半にわたり、ずっと5位か6位くらいにいた連載記事が、山鼻氏の暴言に抗議した途端、いきなり「読者に求められていないページ」になってしまったわけです。どうしてそんなことになったのか、私には理解できません。

 

はっきりと言えるのは、私が編集会議に出ていた9ヶ月ほどの間、読者からの反響がほとんどなかったページでも、いまだに連載が続いているものがあることです。それらのページは「反響がなくとも打ち切りにはならない」わけです。理由は知りません。

そして、アンケートはがきの票数は「低俗で浅ましい奴等の意見だから無意味」と執拗なまでに主張していた人間が、アンケートの結果を、いきなり絶対的なものとして重視し始めたのです。こちらも理由は理解できません。

さらにいえば、最初は「お前がやめると言ったから」と言い、それが事実でないと抗議した途端に、「アンケート結果が悪いから」という話に切り替わったのも不自然きわまりないと感じています。

 

とにかく、これが『まるわかり講座』が打ち切りになった理由です。

 

 

「⑥パワハラはただの癖」に続きます。