~考察~ ハラスメント ⑥パワハラはただの癖

パワハラはただの癖

 

山鼻氏、そして高校時代にクラスメイトだったZ君の言動から理解できたことがあります。

彼等のような人間……病的なナルシスト……は、まず初めに『自分は並はずれて優れた人間だ』という妄想があり、その妄想を守るためにありとあらゆる詭弁を並べ立て、事実を捻じ曲げて生きているらしいことです。

どうしてそんなことが可能なのかというと、病的なナルシストは『客観性がなく』『論理的思考力が欠落している』からだと私は考えています。

 

山鼻氏は以前、日本語もメチャクチャで何を言いたいのか分からない読者からのハガキを見せ、「読者はバカばかり。だからアンケートに意味はない」と主張しました。

これは論理的な意見でしょうか。「どこかの国で、新型コロナ感染者が1人見つかった。したがってそこの国民は全員がコロナ感染者」というのと何も変わりません。

しかし山鼻氏は、自分が真っ当な発言をしていると確信しています。こんな穴だらけの理屈で「読者はみんなバカ」「坂井に面白いページなど作れない」と大真面目に信じ込むことができるのです。

 

私に対して、不当な誹謗中傷・罵倒を繰り返してきた山鼻氏の言いぶんは、要約すると次のようなものです。

「自分は無礼ではない。他人を侮辱するのは、親しみを込めたクセであり、悪気はまったくない。他の人達はそれを理解しているのに、坂井は受け入れなかった。親しみを込めたクセであることを、坂井が理解できないと気づかなかった点が、自分の落度である」

 

ようやく分かりました。こういう思考回路になっているから、他人にどんな理不尽なことをしても反省せず、自己嫌悪にも陥らず、平然と生きていけるのでしょう。しかしこれは「ハガキ1枚で全読者をバカと決めつける」のと同様、穴だらけの詭弁です。

 

山鼻氏は、知人のほとんどすべてと言ってもいいくらい、ありとあらゆる人間の陰口を言っています。彼の話題は半分以上が、陰口だと言っても誇張ではないレベルです。彼と何度か関わったことのある人なら、「確かに」と同意するでしょう。

『周囲はバカばかり = 自分だけが優秀』という思い込みを保つため、常に周囲の人間を軽蔑する必要があるのではないでしょうか。

 

外部の編集スタッフを侮辱し、読者を侮辱し、他社の雑誌編集者を侮辱しています。ラジコンメーカーの人達のことも、上司のことも侮辱しています。

もし、他人を侮辱するのが「親しみを込めた行為」だというのであれば、面識すらない読者まで侮辱する意味が分かりません。

 

山鼻氏は、上司であろうが誰であろうが、当人のいないところでは基本的に“呼び捨て”です。私は無礼な態度だと感じています。それについても「無礼な態度ではなく、親しみを込めた行為だ」というのなら、常に上司も“呼び捨て”にして、親近感を示せばよさそうなものです。

『みんなが親しみを込めた行為だと理解している』と本気で信じているのなら、陰でのみ「能無し」というのではなく、安心して「お前は能無しだ!」と面と向かって侮辱もできるはずです。

しかし、彼はそれをしません。

 

つまり、面と向かって侮辱できる人間は限られているのです。それは“自分のほうが立場が強いと思い込んで、舐めてかかっている相手”だけです。

 

ラジコンマガジンに、30代から髪の薄くなってしまった外部スタッフがいます。山鼻氏が彼のことを「ハゲだ。ハゲだ」と執拗に揶揄し、とうとう彼が怒ってしまったことがあったそうです。

私も子供のころ、悪ノリして友人をからかい、怒らせてしまったことがあります。成人後にはさすがに分別がついて、相手を怒らせるようなことはなくなりました。しかし今、ふざけすぎて友人を怒らせてしまったとしたら、ひたすら謝る以外に手立てがないと思います。常識的な人間なら、誰でもそうするでしょう。

しかし山鼻氏は「あいつは最近、ハゲと言ったら怒るようになった。生意気だ。調子に乗っている」と憤懣やるかたない口調で私に言い、仕事とは無関係な彼の女性関係の話を持ち出し、「あいつは人間のクズなんだよ!」と言い切っていました。

 

これで「他人を侮辱するのは、親しみを込めたクセだ」と言えるのでしょうか。

『相手を対等な人間と見なしていない』『相手を侮辱し、威張り散らすことで優越感を得ている』 ただ、それだけの話だと私は考えています。

 

「⑦最後に」に続きます。